サビ猫

サビ猫はどうやって生まれる?生まれる確率も徹底調査

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サビ猫はどうやって生まれるのか生まれる確率も徹底調査していきます。

サビ猫は特徴的な毛色が魅力の猫ですが、どうやって生まれるのか気になりますよね。

サビ猫以外の猫が交配しても、サビ猫が生まれる可能性があるのか気になる所です。

また、サビ猫はほとんどがメスだと言われていますが、オスが生まれる確率も気になるので紹介していこうと思います。

それでは、サビ猫はどうやって生まれるのか生まれる確率を見ていきましょう。

 

サビ猫はどうやって生まれる?


サビ猫はどうやって生まれるのか紹介していきましょう。

 

サビ猫はどうやって生まれるのか?

そもそもサビ猫とは猫種ではなく、毛色が黒と茶色(赤、オレンジも含む)がまだらに混ざっている猫のこといいます。

名前の通り模様が金属の「錆」に見えることからサビ猫と言われており、他にも「雑巾柄」ともよばれ、日本でのサビ猫のイメージとしてはあまりきれいではないという認識の様です。

ただ外国での評価は日本と違って、「トーティシェル(べっ甲)」と呼ばれ、ご存知の通りべっ甲はウミガメなどの亀の甲羅から加工して作る希少価値の高いもですから、重宝されていることがよくわかります。

サビ猫の黒と茶色のまだら模様の柄については、同じ模様になることがほぼ不可能と言われており、他の猫種とは違い「唯一無二な柄を持った猫」という点に魅力を感じる人も多いでしょう。

また、幸運を運ぶ猫という別名も付いていることから、飼っている人が多いです。

 

どうやって生まれるかは遺伝子による?

サビ猫が生まれるにはどのような交配が必要なんでしょうか?

そもそも毛色や柄は遺伝ですので、サビ猫がどうやって生まれるかは「遺伝子座」という染色体の一部が関与しています。

猫の遺伝子座には、

  1. W(ホワイト、白)
  2. O(オレンジ、茶)
  3. A(アグーチ、1本の毛に縞が入る)
  4. B(ブラック、黒)
  5. C(カラーポイント、顔や体の先の方に色が出る)
  6. T(タビ―、縞)
  7. I(インヒビター、シルバーが出る)
  8. Ⅾ(ダイリュート、色を薄くする)
  9. S(スポッティング、体の一部を白くする)

というように9種類があるといわれています。

このような遺伝にさらに、優性、劣性の遺伝子が組み合わさることで、その猫の毛色が決まっていきます。

また、遺伝子が影響して現れる猫の毛柄については、

  • 茶トラ
  • キジトラ
  • 黒白
  • サビ
  • 三毛
  • 茶トラ白・・・

トータルで16通りもあり、この中からサビ猫となるとかなり難しいような気もしてきます。

 

サビ猫が生まれる可能性が高いかけ合わせは?

どうやって生まれるか遺伝子で紹介してきましたが、一番気になるのは何色、何柄の猫と交配させるとサビ猫が生まれるのかということではないでしょうか?

一番可能性として高いのは、片親が黒猫(ソリッドのブラック)で、片親が赤猫(ソリッドのレッド)というかけ合わせです。

この両親の場合は生まれてくるメスの子猫は、必ずサビになります。

後半でも紹介しますが、サビ猫のオスが生まれる可能性は極めて低いので、メスが生まれたらという条件付になります。

次に可能性が高い組み合わせとしては、キジトラと茶トラ(赤トラ)の組み合わせです。

この場合は黒猫と茶トラという組み合わせでもいいですし、キジトラと赤猫の組み合わせでもサビ猫が生まれる可能性があります。

多少可能性が低くなるものの、サバトラと赤猫や赤虎の組み合わせでもあり得るでしょう。

 

サビ猫が生まれる確率は?


サビ猫のオスが生まれる確率などを見ていきましょう。

 

メスのサビ猫が生まれる確率が高い?

サビ猫はこれまでも紹介した通り、猫種ではなく基本的に雑種の猫の毛色が錆柄であることを呼びます。

中には特例として、純血種であるペルシャやブリティッシュショートヘアなどからも稀にサビ柄が生まれることがありますがこれはかなりイレギュラーなケース。

一般的には別種の2匹から生まれる確率多いと言われています。

どういう猫のかけ合わせでサビ猫が生まれるのかは、上記の説明を参考にしていただければ幸です。

そんなサビ猫が生まれてくる時というのは、ほとんどの場合はメスだそうです。

なぜメスが生まれる確率が高いのかというと、遺伝の段階で黒と茶色の染色体を持てるのはメスと決まっているからです。

これはサビ猫だけに当てはまるのではなく、すべての猫で基本的には黒と茶の両方の毛色を持っているのはメスが多いのです。

黒と茶の両方の色を毛に持つのがほぼメスだと言われている理由を詳しく紹介していきます。

皆さんもなんとなく知識として知っていると思いますが、染色体には組み合わせがあり、サビ猫のように黒と茶の毛色の遺伝子は、X染色体にしか現れないといわれています。

メスはXXの染色体を持つが、オスはXYなので、通常は黒と茶のどちらかしか、毛の色に反映されないのが普通だそうです。

そもそも猫の毛色については、基本的に濃淡の関係がありますが「黒」「茶」「白」の3色。

その中で猫の毛色を決める遺伝子は、白以外は性別を決める染色体に関係しており、前述したようにメスの染色体は「XX」、オスの染色体は「XY」です。

毛色の遺伝子はX染色体にしか付随しないので、オスは黒1色、または茶色1色のどちらかの遺伝子しか持つことができません。

オス猫は淡色もしくは、白い毛との2色の毛色ということになります。

一方のメス猫はというと、X染色体が2本あるので「黒と茶色」という2色の毛色を持つことも可能になるのです。

黒と茶の2色であればサビ猫に、もちろん白色も遺伝子関係なく入ることがあるので、白色が入れば三毛猫となるのです。

基本的にサビ猫と呼ばれているものの、白い毛がほとんど見えないこともありますが三毛猫の一種だそうで、サビ猫も三毛猫もメスしか生まれないという理由です。

 

オスのサビ猫が生まれる確率は?

オスのサビ猫が生まれる確率は、普通に考えれば遺伝子の資質上あり得ません。

しかし、稀に染色体異常によって、オスでもサビ猫が生まれる場合があります。

その確率は3万分の1とも言われており、お目に掛かれることすらレアケースですから、雑種とはいえかなりの希少価値があると言われています。

このことからオスのサビ猫は非常に珍しい存在とされ、これが幸運を運ぶ猫という認識を作ることになります。

 

まとめ


サビ猫はどうやって生まれるのか生まれる確率も徹底調査してきました。

サビ猫がどうやって生まれるのかは、その親の毛色によって左右され、ここで紹介した通りに交配するとサビ猫が生まれる確率が高まるでしょう。

しかし、基本的にメス猫しかサビ猫として生まれないので、生まれる確率は100%ではないことを知っておいてくださいね。

以上、サビ猫はどうやって生まれるのか生まれる確率も徹底調査でした。