スナネコ

スナネコは水飲まない?食べ物の好き嫌いも徹底調査!

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スナネコは水飲まないのか食べ物の好き嫌いも徹底調査していきます。

砂漠という厳しい環境で野生しているスナネコが、水飲まないと言われていますが本当なんでしょうか?

確かに砂漠では簡単に水は手に入らないと思いますが、どんな仕組みで生き抜いているのでしょう。

また、スナネコの食べ物好き嫌いについても調査していきますよ!

それでは、スナネコは水飲まないのか食べ物の好き嫌いも徹底調査です!

 

スナネコは水飲まない?


スナネコは水飲まないのは本当か?

 

そもそもネコ科は水飲まない?

スナネコを調査する前に、普通のペット飼いされている猫もあまり水を飲まないと感じたことは無いでしょうか?

実はネコ科は砂漠地帯出身の動物ですので、スナネコは特別ですがそれ以外の猫も基本的に水を沢山飲むことは見かけません。

やはり誕生した地域が砂漠なので、そもそもお水をあまり飲まなくても生きていくことができる体つくりになっているのです。

 

スナネコは獲物から水分補給

猫の体つくりの特徴として、体内の少ない水分を効率よく使いつつ、おしっこを凝縮して出す仕組みになっていることをご存知でしょうか。

砂漠という特殊で厳しい環境で産まれたネコ科は、そもそも水を飲むという習慣があまりなかったのです。

とはいえ過酷な環境であっても水分は、生き物が生きる上で必要不可欠。

水の確保が難しい砂漠において、上手く順応して生きていかなければ、それは死を意味しています。

スナネコはどのように水分補給しているのかというと、基本的に爬虫類や昆虫などの食べ物から必要な水分を摂取しているのです。

ですので活動や生命維持にひつような水分量は、砂漠で捕まえた小動物の体内水分でまかなえるのです。

もちろん全てを賄えるわけではないので、時折見つける水源で足りない分を飲み水として補給します。

みなさんが想像している通り、砂漠には水が飲める場所が沢山あるわけではありません。

ですので、ある程度は水を飲まなくても生き抜けるように食物から摂取するという能力は必須なのです。

ちなみにこの能力については、スナネコに限られた特別能力ではなく砂漠に住む生き物、すべてに共通することだそうです。

砂漠に住むでいようが飼い猫だろうが、人間を含めた生き物の食事で、最も重要になるのはやはり「水分」です。

水分の摂取量の多い少ない関係なく、すべての生き物は水分なくしては生きていくことはできません。

 

水があれば優先的に飲む?

上記でも紹介してきたとおり、スナネコはエサに含まれる水分を効率よく吸収できるため、水はほとんど飲まないそうです。

それ以外にも、水分を必要としないように日中は岩陰や巣穴の中で過ごし、夜になり気温が下がるとえさを求めて歩き回りようにしています。

その行動域は生息環境によりますが、一晩に5~10㎞もの距離を歩くこともあるみたいです。

もし歩いている途中で水源を発見した時、スナネコは水を飲むのでしょうか?

その答えとしては、スナネコも当然水が飲める環境にいれば、その水を飲み水分補給を行います。

獲物から補給できるというのは本当ですが、やはり緊急的だったり本当に水分が近くにないという時以外で、普通に水が飲める環境であればスナネコも水飲みます。

 

スナネコの食べ物の好き嫌いはある?


スナネコの食べ物で好き嫌いあるのか紹介していきます。

 

スナネコの好きな食べ物は?

スナネコの生態としては肉食ですので、げっ歯類や鳥類、爬虫類、昆虫を主に好き好んで食べます。

特徴的な大きな耳によって、鋭敏な聴覚で獲物を察知し、砂の中にいれば掘って採食します。

しかしながら、スナネコの生息地は砂漠や中東とかなり広範囲に生息していると言われており、その地域によってよく食べられている物は差があるでしょう。

基本的に肉食ですがメインとなる食べ物には違いがあり、カクラム砂漠では約65%をオオスナネズミを含むげっ歯類、キジルクム砂漠では約88%をオオスナネズミが占めてるといように、比率を見てみても食べている物は若干違うのです。

ここからはスナネコの好きな食べ物をいくつか紹介してみます。

まず、主食とも言えるげっ歯類は、トゲマウス属・アレチネズミ属・ミユビトビネズミ属などが主です。

その他、幼獣類としてはケープノウサギ、鳥類ではスナヒバリ・ハシナガヒバリなども食べているようです。

砂漠に多く生息していると思われる爬虫類については、サバクオオトカゲ・ヘリユビカナヘビ属・スナトカゲ・スナクサリヘビ属などがおり、得意の聴覚で暗闇で砂に潜る獲物を狩ります。

 

スナネコは好き嫌いがない?

これまでも紹介してきたとおり、小さい齧歯類(ネズミなど)が彼らの主な餌となっており。他にもスナヒバリなどの小さい鳥や、爬虫類、また昆虫についても貴重なたんぱく源になっているみたいですよ。

ちなみに他の野生動物の習性にも見られる、獲物を穴に埋めて保存するという習性は、スナネコでも同じような行動が見られるようです。

獲物の食べ残しは後で再度食べられるよう土に埋めておくこともあり、砂漠では確実に獲物が手に入る保証がない中でも、生き抜くことができるのです。

スナネコの食に対する好き嫌いについてですが、それほど激しく嫌いなものがあるという訳では無さそうです。

特殊なところでは、これまでも紹介したようにケープノウサギの幼獣を食べることもあるそうなので、食べられる時にしっかり食べることを重視しているようです。

一見、砂漠ではスナネコは食物連鎖の頂点に立っているように見えますが、小型の種であるため、カラカルやジャッカルと言った天敵が先に獲物を取るというのは日常茶飯事。

ですので、食べられるものは何でも食べていかないと体力を温存できないのでしょう。

 

まとめ


スナネコは水飲まないのか食べ物の好き嫌いも徹底調査してきました。

スナネコが水飲まないというのは、ある意味では本当でしたが、周りに水を飲める環境があればスナネコも水を飲むようです。

また、食べ物の好き嫌いに関しては、ほとんどなんでも食べるようです。

時には埋めておいて保存食にすることもあるみたいで、厳しい砂漠を生き抜く為の知恵なのかもしれません。

以上、スナネコは水飲まないのか食べ物の好き嫌いも徹底調査でした!