マンチカン

マンチカン短足は何センチでどのくらい?大人になると足長になる?

マンチカン短足は何センチでどのくらい?大人になると足長になる?
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マンチカンと聞いて、まず最初に思い浮かべるのが「短足」という特徴ではないでしょうか。

短い足で一生懸命に走る姿やおもちゃと戯れる姿が本当に可愛いんですよね〜!!

そんな短足マンチカンの足ですが、長さは一体何センチなのか気になったことはありませんか?

短足はどのくらいの長さを指すのか意外と知らない方は多いのではないでしょうか?

それに、短足のマンチカンは大人になると足長になるという噂も出ているようです。

確かに、子猫だから短いだけで大人になったら足長になるんじゃないの?と思っている方も多そうですね。

果たしてその噂は本当なのか、実際にそんなことはあり得るのか、徹底調査をしてみました!

マンチカンの短足について気になっている方は、ぜひこちらの記事を最後までご覧くださいね。

それでは見てきましょう!

 

マンチカン短足は何センチでどのくらい?


「猫界のダックスフント」とも呼ばれるマンチカンは、その言葉の通り短い足が特徴で、そのために体高も猫の中で一番低いのがこの品種。

短足マンチカンの足は一体何センチなの?と気になっている方のためにご説明すると、短足マンチカンの脚の平均の長さは約10cm。

足長マンチカンの体高が23cm〜25cmとされている中、短足のマンチカンは高くても20cmです。

なんと2014年には体高13cmのマンチカンがギネスブックに登録されるなど、地面から近いところで生活しているのがマンチカンなんですね。

その印象的なルックスから、マンチカンといえば「短足」と思われがちですが、実は短足の猫が生まれる割合は2割〜3割程度で、あとは足長のマンチカンなんです。

短足のマンチカンを増やそうとして、短足同士で交配させると病気や奇形の猫ちゃんが生まれてしまうことがあり、そうしたリスクを減らすために短足同士の交配は禁止されているのです。

こうした理由から、マンチカンは必ず足長と短足の個体が交配され、結果として短足の個体が少なくなってしまうんですよ。

じゃあ短足は病気なのか?というと、それは違うという意見と、「骨軟骨形成異常」という遺伝的疾患であるという意見の両方が存在します。

基本的には運動が大好きで活発なマンチカンですが、短足という特徴についてはまだまだ議論の余地が残されています。

裏には暗い影もあるマンチカンですが、やはり短足が可愛らしいのは間違いありません!

短足でも日頃から気をつけていれば、短足だからと支障をきたすようなことはないんですよ。

 

短足マンチカンは遊ぶのが嫌い?

足の短いマンチカンは、もしかしたら遊ぶのが下手なんじゃないか、遊ぶことが嫌いなのではと考えてしまうかもしれませんが、なんと性格は真逆なんです。

短足でもしっかりと膝がありますし、ジャンプや木登りも得意とされています。

足の短さからは想像もできないような大ジャンプをする子もいるほど、見た目とは裏腹に運動神経は抜群で、とっても遊び好きな性格をしているんですよ。

なんと、「猫のスーパーカー」なんて呼ばれることもあるんだとか!

低い姿で走り回る・・・確かにスーパーカーっぽいですよね!!(笑)

足が短くて不便なんじゃないか、できないことが多いんじゃないかと人間としては心配になってしまいがちな見た目ですが、本人(本猫)はそうでもないみたいですね。

安心しました!!

 

短足マンチカンが注意すべき病気は?


元気で遊び好き、木登りも大得意ということなら心配することはない!と思ってしまうのですが、短足という特徴のために気をつけたい病気があるんです。

それは「椎間板ヘルニア」と「変形性関節症」の二つです。

この病気について詳しくご説明していきますね。

 

椎間板ヘルニア

人間でも悩まれている方も多い椎間板ヘルニアですが、短足マンチカンもヘルニアなどの脊椎を痛める病気になりやすいと一部では言われています。

一説によると、短足であるがために腰に負担がかかることで発症のリスクが高まるとされていて、詳しいことはまだ分かっていないんです。

しかし絶対に発症しないということはありませんので、念の為気をつけておくに越したことはありません。

予防する手段としては、肥満にならないこと、遊び好きだからといって高すぎるところからのジャンプはさせないことなど、とにかく腰にかかる負担を軽減することが求められます。

もし発症してしまった場合、軽症だと薬やサプリメント、体重管理によって症状を軽減し、重度の場合は手術によってヘルニアとなっている部分を取り除くことで治療を行います。

 

変形性関節症

この病気は関節に炎症が起きるもので、もし原因がはっきりしている場合であればそちらを治療し、原因不明のものは抗炎症薬や鎮痛薬などの投与を行うことで病気を鎮めることができます。

マンチカンの短足は「骨軟骨形成異常」という遺伝的疾患のために起こるものだという意見が残っているのは先ほどもご紹介しましたよね。

その骨軟骨形成異常は、実は変形性関節症を引き起こしやすい原因の一つと言われているんです。

この骨軟骨形成異常に加えて、肥満や過度の運動、加齢や捻挫なども関節症を引き起こす要因になっています。

この病気を防ぐ手立てはないのか?と言うと、肥満や過度の運動はさせないことに加えて、親猫がこの「変形性関節症」を持っているかどうかで決まります。

親猫がもしこの病気を持っていた場合は、その子供たちも発症するリスクが高くなってしまうんです。

そのため、マンチカンを引き取る場合は、親猫の飼育状況や健康状態をしっかりと聞いた上でお迎えするようにしましょう。

マンチカンの短足はとても人気がありますが、その人気にあやかろうと猫たちの健康は二の次という悪質なブリーディングを行なっているブリーダーさんも一部では存在します。

我々飼い主側がしっかりと目を光らせてチェックしていくことが大切ですよ。

 

マンチカン短足は大人になると足長になる?


さて、次に確かめたいのが、マンチカンの短足は大人になると足長になるのでは?と言われていることについてです。

本来、子猫は品種問わず「短足」で、大人になるにつれて猫らしいすらっとしたスタイルになっていくのですが、マンチカンはどうなのかというと・・・

短足の個体は、大人になってからもそのままです!!

短足のマンチカンが足長になってしまった場合、それは短足ではなく「足長」の品種だったということです。

ペットショップやブリーダーさんから引き取る場合、短足と足長を間違えてしまうということは考えられないですが、もし短足だと思って迎えてから足長だと分かっても、決して捨てたりせずに終生大切にしてあげてください。

 

まとめ


今回は短足マンチカンの足は何センチでどのくらいなのか、大人になると足長になってしまうのか?についてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?

短足のマンチカンの足はなんと平均10cmしかなく、足長の猫とはまた違った魅力がありますよね!

短足については病気であるとする説や、そうではないという説と意見が真っ二つに分かれている状態ですが、飼い主さんが気をつけることで短足でも健康に生きていくことができますのでご安心くださいね。

また、短足の個体は大人になっても短足のまま。

もし大人になってから足長になってしまい、実は短足ではなく足長の品種だった!なんてことはあまり無いかとは思いますが、もしそのようなことがあっても終生愛してあげてくださいね。

以上、「マンチカン短足は何センチでどのくらい?大人になると足長になる?」でした。