マンチカン

マンチカンの寿命は短い何年?長生きさせる方法は?

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コロナ禍により自宅にいることが増え、注目されたのがペットの存在!

中でも猫は散歩の必要がなく、自宅で触れ合えるのが嬉しいポイントなんです。

そんな猫ちゃんの中でも今回は「マンチカン」をピックアップ。

マンチカン特有の短いお手手でおもちゃと遊んでいる姿が本当に可愛い品種なのですが、一体その寿命は何年なのでしょうか?

マンチカンの寿命は短いとも言われているようですが、それは本当なのかどうかを調査していきます!

せっかくお家に迎えるならずっと長生きしていてほしいもの。

本当に寿命が短いなら、長生きできる方法はないかどうかも合わせてご紹介していきます。

またオスとメスで寿命に差はあるのか?ということや突然死のリスクなどもご説明しますので、マンチカンをお迎えしたい!という方はぜひ最後までご覧くださいね。

それでは見ていきましょう。

 

マンチカンの寿命は短い?何年?


アニコム損保が発表した「家庭どうぶつ白書2017」によると、マンチカンの寿命は11.2歳。

一般的な猫の平均寿命は14.2歳となっており、平均に比べてやや短い印象です。

マンチカンは本来病気に強いとされており、ストレスなく愛情を持って接すれば平均寿命の短さはあまり感じないと言われています。

ではなぜ平均寿命が短いというデータがあるのかというと、マンチカンの特徴である「短足」に関わってきます。

悪質なブリーダーさんなどで「短足同士」の交配がされると、原因不明の突然死をしてしまうことがあります。

このため平均寿命が短くなっているのです。

マンチカンには短足だけではなく長足の品種もありますが、この二つで比べると長足の方が長生きしやすい傾向があるようです。

 

マンチカンの寿命はオスメスで違う?

マンチカンの寿命はオスとメスによっても違うんです。

といっても、実はマンチカンに限らず、猫全般的にメスの方が長生きなんですよ。

マンチカンだとオスの場合は10~13歳、メスの場合は12~14歳となり、大体1、2年程度の差がありますね。

これはオス特有の病気があると言われたり、遺伝的な問題があると言われたりもしていますが、詳しいことはまだわかっていません。

ただ、実際に何年生きられるかは生まれつきの身体の強さや遺伝によっても異なりますし、飼育環境によっても変わります。

中には15年以上生きたマンチカンの子がいることも報告されています!

目の前の数字に惑わされず、できるだけストレスを与えず愛情を持って接することが大切ですよ。

 

マンチカンの死因は原因不明の突然死が多い?

マンチカンのかかりやすい病気や死因は何が多いのかが気になってくるところではないでしょうか。

マンチカンで検索すると「突然死」というワードが上がってくるんです。

実はマンチカンには突然死が多いと言われているのは本当なのですが、先ほども説明したように、それらは全て「悪質なブリーダー」によるものです。

今では禁止されている「短足同士」の交配によって原因不明の突然死をしてしまう子がいます。

短足のマンチカンは元々遺伝子の突然変異で生まれたとされています。

そのため、折れ耳のスコティッシュフォールドと同様に、突然変異をもった個体同士て交配すると死んでしまったり病気を持った個体が生まれてしまうんです。

短足マンチカンは確かに可愛いですし人気もありますので、悪質なブリーダーはそうした人気にあやかろうとして、禁止されている方法で交配をしてしまうのです。

このように不幸なマンチカンを増やさないためにも、我々飼い主たちがしっかりと目を光らせていることが大切です。

ブリーダーさんやペットショップからマンチカンを迎える際には、そうした交配の事実がないかしっかり確認をした上で信頼できるところからお迎えをするようにしましょう。

 

マンチカンが突然死してしまう病気は?


原因がわかっているもので、マンチカンが突然死してしまう理由として、マンチカンがかかりやすい病気である「心臓病」が挙げられます。

マンチカンの死因として多数報告されている「心臓病」は、症状が現れないことから突然死に繋がってしまうことがあります。

血流が悪くなることで血栓ができ、それが心臓で詰まってしまうことで呼吸困難となり死に至る心臓病。

年齢に関係なく現れる病気のため、子猫だとしても油断することはできません。

たとえ今元気だとしても定期的に健康診断へ行き、心臓を診てもらったり血液検査をしてもらったりなどして、早期発見に繋げましょう。

また、蚊を媒介とする「フィラリア症」も突然死のリスクがある病気です。

症状が出ず、気づいた時には手遅れという重大な病気であるうフィラリア症。

こちらは月一回、予防薬を皮膚に垂らすだけで予防ができますので、怠らずに毎月予防しましょう。

 

マンチカンの死因は突然死の他に何がある?

他にもマンチカンの死因として重大な疾患が二つあります。

愛情を持って接することはもちろん重要なことなのですが、病気のリスクを知っておくことで早期発見に繋がり、より長生きできるかもしれません。

決して目を背けずにしっかりと把握しておきましょう。

では、ご紹介していきますね。

 

漏斗胸

漏斗胸とは、生まれつき肋骨の一部がへこんでしまっていることで肺を圧迫してしまう病気です。

先天的な骨の異常が原因なので、子猫の時に症状が出ることがほとんどです。

軽症の場合は様子を見ながら普段通りに生活できるのですが、重症の場合ですと予後不良となってしまうことが多いです。

重度の場合でも子猫時代であれば手術を行うことで治療ができる病気なので、マンチカンの子猫をお迎えするときは一度獣医さんに診てもらうといいでしょう。

 

感染症

悪い環境で育った猫ちゃんはワクチンを打っていなかったり、他の猫から感染症をもらったりしてしまうことがあります。

その中でも怖いのが猫パルボウイルスや、猫コロナウイルスによる伝染性腹膜炎(FIP)です。

これらの病気が発症してしまうと、完治が非常に難しい病気。

免疫力の弱い子猫や、シニア猫などでよく見られる病気です。

ペットショップやブリーダーさんがお世話をしている環境をしっかりと見極め、適切な時期にきちんとワクチンを打つことで防ぐことができます。

マンチカンを迎える際にはチェックしておきたいポイントですね。

 

マンチカンを長生きさせる方法は?


平均寿命が一般的な猫と比べて短く、怖い病気のリスクもあるマンチカンですが、少しでも長生きしてもらうために飼い主ができることはあるのでしょうか?

長生きしてもらうために必要なことは下の二つ。

  • 完全室内飼いをすること
  • 不妊手術をすること

一つ一つご説明していきますね。

 

完全室内飼いをすること

猫は外に出して生活させてあげたほうがいいんだ!とおっしゃる方がいらっしゃいますが、もし野良猫から感染症をもらってきたり、交通事故にあってしまったりした時はどうでしょうか?

野良猫はもちろんワクチンは接種していませんから、感染症を移されるリスクも高いですし、もし道路に飛び出してしまった場合に車に轢かれてしまうなんてこともあり得ます。

子猫時代から完全室内飼いをすれば外に出たがることはあまりありません。

感染症や交通事故で亡くなってしまうことを考えると、決して外に出すべきではないでしょう。

 

不妊手術をする

また、不妊手術をすることで、その性別特有の病気のリスクを下げることができます。

オスなら精巣腫瘍、メスなら子宮の病気や悪性の乳腺腫瘍になる心配をなくすことができます。

健康な体にメスを入れるべきなのか、かなり悩まれる飼い主さんは多いかと思います。

しかしながら、それを残しておくことで病気になるなら切除してしまった方がいいでしょう。

 

まとめ


今回はマンチカンの寿命が短いのか、また何年なのか?ということや、長生きしてもらう方法についてお伝えしましたが、いかがでしたか?

オスよりメスの方が長生きではあるものの、一般的な猫と比較して寿命が短いマンチカン。

その理由は悪質なブリーダーによって突然死してしまうことがあるからなんですね。

また病気にかかることでも突然死の心配があるマンチカンですが、普段から動物病院で検査をして予防すれば防ぐことができる病気が多いです。

長生きしてもらうためにも、完全室内飼いを徹底し、不妊手術はできるだけ受けてもらうようにしましょう!

以上、「マンチカンの寿命は短い何年?長生きさせる方法は?」でした。