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メインクーン抜け毛が少ない多い?抜け毛対策のポイントもご紹介!

メインクーン抜け毛が少ない多い?抜け毛対策のポイントもご紹介!
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世界一大きな猫として有名なメインクーン。

その大きさに目が行きがちですが、かなり長毛な猫種としても知られています。

体が大きく、毛も長いメインクーンはとってもゴージャスで愛猫家たちの間で人気です。

しかし、メインクーンを飼う上で、抜け毛が少ないのか多いのかが気になりますよね。

もし、たくさん毛が抜けるなら対策のポイントなどはあるのでしょうか?

そこで今回は「メインクーン抜け毛が少ない多い?抜け毛対策のポイントもご紹介!」と題し、メインクーンの抜け毛の多さや、抜け毛対策のポイントを紹介したいと思います。

これからメインクーンをお迎えしようと考えている人はぜひ参考にしてみて下さい!

 

メインクーン抜け毛が少ない多い?


まずはメインクーンの抜け毛の量が少ないのか、多いのか調べてみました。

 

メインクーンの抜け毛は多い少ない?

メインクーンは見ての通りかなり長毛種。

しかし、よく見てみると被毛の長さはセミロング程度。

その毛が密集して生えている状態ですので、他の長毛種の猫に比べると、毛は抜けにくいと言われています。

そもそもメインクーンは実はシングルコートに分類されています。

シングルコートとダブルコートの違いは以下の通り。

シングルコート
  • アンダーコート、もしくはダブルコートのどちらかのみ
  • 換毛期がない
  • オーバーコート主体の猫の方がアンダーコート主体の猫より抜け毛が少ない
ダブルコート
  • 毛は綿毛のように柔らかい
  • ハリがあって硬いオーバーコートの下に密度の高いアンダーコートが生えている
  • 春と秋に換毛期がある

メインクーンは寒い地域原産の猫ということもあり、フサフサした被毛が大きさに拍車をかけています。

そのことから、メインクーンはダブルコートだと思われがちですが、実際の分類はシングルコート。

シングルコートで毛の長さがセミロングですので、ダブルコートに比べれば毛は抜けにくいとされていますが、長毛種の猫に変わりないので、それなりの抜け毛は覚悟が必要です。

 

メインクーンは毛色によって抜け毛の量が違う?

同じメインクーンであっても、毛色や毛質によって若干抜け毛の量が変化するようです。

基本的にはブラウンタビー(キジトラ)やレッドタビー(茶トラ)は抜け毛量が少なめ。

また、シルバー系の毛色になると抜け毛の量は増加する傾向にあります。

毛質に関して言えば、毛が固くサラサラしているメインクーンは抜け毛量が少なめ。

毛が柔らかくてフワフワしているメインクーンは多めだそうです。

 

メインクーンの毛の生え代わり時期は抜け毛量が増加?

上記でも紹介した通り、メインクーンの原産地はアメリカ北部。

なので初夏頃に被毛が生え変わる時期がやって来ます。

抜けた毛の掃除も大変ですが、メインクーンも毛繕いの際に生え代わりによって飲み込む毛の量が増えてしまい、お腹に毛玉が溜まり過ぎた状態の「毛球症」を引き起こすこともあるそうです。

 

メインクーンの毛の生え代わり時期は2回ある?

メインクーンの毛が抜けやすくなる時期は、上記でも紹介した春と秋の年2回。

詳しく紹介すると、春は3月から初夏にかけて、秋は11月頃から翌1月頃にかけてがピークになります。

生え変わりについては個体差があり、量も期間も異なります。

とはいえ、短くても春秋それぞれ2ヶ月間程度。

長ければ3、4ヶ月間と倍近くになりますね。

生え変わり期間は年間通じて4ヶ月から8ヶ月となっており、平均半年間は抜け毛で悩むことになりそうです。

 

メインクーンの抜け毛対策のポイントは?


ここからはメインクーンの抜け毛対策について紹介していきます。

 

毛づくろいだけでは抜け毛対策は不十分

皆さんも一度は猫が毛づくろいをして毛並みを整える場面を見たことがあるでしょう。

身体の柔らかさを生かし、前足と唾液を使って上手に全身の毛を整える猫の姿は可愛らしいですよね。

しかし、猫が自ら行う毛づくろいだけでは抜け毛対策は不十分。

猫の唾液には殺菌効果があるので衛生的には十分なのですが、抜け毛対策という点で考えると、セルフケアでは限界があるのです。

 

定期的にブラシやコームを入れて毛並みを整える

やはりメインクーンの抜け毛対策の基本はブラッシング。

メインクーンの被毛の特徴として、毛が均一ではなく、その上密度が高いです。

人間で言うと、くせ毛で剛毛と言った感じでしょうか。

密度が高いということは、生え変わりはその量が抜け落ちるということですから、かなりの量が抜け落ちます・・・

ですので定期的にブラシとコームを入れ、もつれを整えることは抜け毛対策で重要なポイント。

特にブラッシングを重点的に行いたい期間は生え代わり時期で、晩秋から春にかけては少なくとも週2、3回ペース、一番毛が抜けやすい初夏から秋にかけては1日2回は最低でも行いたいところ。

丁寧に抜けた毛を取り除いてあげることでお腹に毛玉が溜まるのを防げますし、何よりふわふわの可愛らしい毛並みの維持に繋がります。

 

シャンプーも抜け毛対策に有効?

メインクーンに限らず、長毛種の猫であれば月に1~2回はお風呂に入れてあげたい所ですね。

猫は水に濡れるのが嫌いな生き物ですが、寒冷地原産のメインクーンは皮脂が分泌されやすいので定期的に洗ってあげなければなりません。

シャンプーをしないからといって健康に害があるわけではないのですが、分泌された皮脂にホコリやゴミが付着し、見た目にもゴワゴワしてしまいます。

ブラッシングはシャンプーの前後に丁寧に行うことで、抜け毛対策としてはばっちりです。

上記でも紹介した通り、メインクーンはくせ毛っぽいという特徴もあるので、洗い流すことで毛のゴワゴワを除けます。

ブラッシングでは取り切れない毛も洗い流せて、臭いも気にならなくなるので、個人的にはおすすめの方法。

もちろん長毛種ですので、しっかり乾かしてあげることをお忘れなく。

1ヶ月に2回ほどシャンプーをし、皮脂汚れを洗い流してあげましょう。

ちなみに、成猫になってから初めてシャンプーをすると嫌がるので、子猫の時から水に慣れさせると、将来的にシャンプーがしやすくなりますよ!

 

濡れタオルで代用も可能?

メインクーンのみんながみんな水が好きではないでしょう。

その場合、お湯で濡らしたタオルや蒸しタオル等で拭くことによって、お風呂の代わりにすることも可能です。

流石に実際にシャンプーした効果には劣りますが、ある程度は抜け落ちた毛を集めることができる方法です。

また、シャンプーでは、抜け毛によって排水溝が詰まるパターンも多く、こまめに掃除する必要が…

しかし、濡れタオルで代用することによって抜け毛の処理がタオルを洗うだけで簡単になるというメリットもありますよね。

 

抜け毛対策でサマーカットに?

抜け毛対策としてメインクーンをサマーカットにする方もいます。

メインクーンのようなフサフサした被毛は非常に魅力的ですが、これが抜けるとなるとかなりの量になりますよね…

流石に冬は可哀そうですが、夏の温かい時期であればサマーカットするのもアリだと思います。

サマーカットしたら寒いのでは?と思う方もいますが、そもそも原産地は北米で寒い地域。

ですので日本の夏は原産地の北米に比べると湿度も高いことから、とても暑く感じるはずです。

しかし、初めてカットする時にはバリカンを嫌がるメインクーンもいますよね。

音が出る道具ですし、他人に触られることが苦手なタイプもいるので、無理にサマーカットにするとストレスがかかるので注意が必要です。

トリミングサロンでカットしてもらえれば1番いいのですが、自宅で余分な毛をカットするだけでも十分!

しかし、猫が嫌がる素振りを見せたら、ストレスになってはいけないので諦めましょう。

 

食事に気を付ける

メインクーンに限らず、猫の抜け毛を減らすには食事も重要です。

栄養バランスを整えることで、皮膚と被毛を健康に保ち、毛が抜けにくくなるのです。

被毛を作るために必要な栄養素はタンパク質ですが、魚や肉、油脂などから摂取したタンパク質はケラチンという物質に変化。

このケラチンが皮膚の角質や被毛を作り出してくれるというわけなんです!

猫は食事から摂取したタンパク質のうち、25~30%が被毛や皮膚に使われます。

できるだけ高タンパクな食事を猫に与え、ケラチンを多く供給すると毛が抜けにくなりますよ!

 

正しいブラッシングとコーミング方法は?

メインクーンの抜け毛対策で重要な正しいブラッシングとコーミングの仕方を紹介します。

 

毛の絡まりを取る

メインクーンをブラッシングする前に、絶対に忘れていけないのがコーミングです。

毛づくろいで毛並みを整える猫にとって、ブラッシングは苦痛以外の何物でもありません。

毛が絡まっている状態でブラシを通したら人間でも痛がりますよね。

もし猫がブラッシング時に痛みを感じたら、ブラシを見ただけで逃げ出す可能性が…

そうならないためにも、まずはコームで毛のもつれを取り、ブラッシングしやすい状態にしましょう。

コームを入れる方向は、猫のお尻から頭に向かって入れるのがおすすめ。

一気に広範囲にコームを入れるのではなく、少しずつほぐしてもつれを取っていきましょう。

 

抜け毛や毛玉を取り除く

コーミングが終わったら。次は目の細かいスリッカーブラシやピンブラシを使い、残った毛のもつれをとかしていきます。

この時も猫のお尻から頭に向かってブラシを入れ、毛玉や抜けた毛を取り除きながらブラッシングをします。

特に毛の長い部分は丁寧にブラッシングし、抜け毛を残さないようにしてください。

メインクーンの毛はふわふわしているので、ブラッシング中に静電気が発生することも…

そういった時は、猫のブラッシング用スプレーを使い、静電気が起きないように対策してあげてください。

 

顔の周りは慎重に!

コーミングやブラッシングの際に忘れがちなのが、顔回りの毛です。

コームやブラシが目に入ったらどうしようと思うかもしれませんが、顔回りは涙やエサなどで汚れがち。

メインクーンの可愛らしいお顔を見るためにも、顔回りの毛もしっかり整えなければなりません。

しかし、デリケートな顔にブラシの使用はNG。

コームだけを使い、顔の中心から外に向かって優しく毛をとかしてあげてください。

もしコームを嫌がるのであれば、人間用の歯ブラシを使うのも◎

 

まとめ

「メインクーン抜け毛が少ない多い?抜け毛対策のポイントを紹介」と題し、メインクーンの抜け毛量や対策ポイントを紹介しました。

メインクーンはシングルコートではあるものの、体が大きく毛並みが長い分、抜ける毛の量は多いようです。

ただ、他の長毛猫種に比べると、抜け毛は少ないとのこと。

抜け毛対策はブラッシングとシャンプーが有効であることはもちろん、原産地が寒いということでサマーカットで短くする対策も有効かと思いますよ!