ドラマや映画などで生まれたての子猫が牛乳をぺろぺろ舐めるシーン見たことありませんか？
子猫の成長のためにカルシウムを摂らせたいと牛乳をあげる人もいるのではないでしょうか。
しかし近年、猫に牛乳をあげることは実はそれダメなんです！
では牛乳を薄めると大丈夫なのでしょうか？
そこで今回は【生まれたての子猫に牛乳は大丈夫？薄めるのもダメ！？】と題してお送りしていきたいと思います！
Contents
生まれたての子猫に牛乳は大丈夫？薄めるのもダメ！？
子猫しゃんはごはんを食べてぺろりーん
お顔もしっかり洗います
おなかがいっぱいになったら元気が出て、みゅーみゅーとお話してくれています🐈⬛💕
か、かわいい💕💕💕 pic.twitter.com/7aVrxdCgzk— ジル🐾 (@xoxo_jillk) August 21, 2021
猫は牛乳大好きでずーっとぺろぺろしてますよね。
しかし子猫に限らず、猫には人間が飲む牛乳をあげることはNGです。
昔はあげている人もいましたが、近年は基本手にそれはNGだとされています。
では薄めるとどうなのでしょうか？
早速見ていきたいと思います。
牛乳は薄めてあげるのもNG!
結論から言うと牛乳を薄めてあげることはNGです。
薄めてあげたところで成分に変わりはないからです。
薄めたとしても、乳糖やカルシウムが薄まるというわけではないのでないので、薄めることに意味はないということになります。
そのため、人間用の牛乳はあげないようにしましょう。
猫に牛乳をあげてはいけない理由は何？
今日はママと寝ます😪💤
🐥🐥🐥by 寧々🐥🐥🐥#アメリカンカール #ペルシャ猫 #americancurl #cats #三毛猫 #ねこ #猫好き #子猫 #perciancat pic.twitter.com/B38BHWGIuT— 信長🐈NOBUNAGA (@bucchunchun) August 20, 2021
子猫に限らず猫自体に牛乳をあげることは良くないのですが、その理由気になりませんか？
というわけで、猫に何故牛乳をあげてはいけないのかについてみていきたいと思います。
猫に牛乳をあげてはいけない理由その1.心臓に負担がかかる
猫に牛乳をあげてはいけない理由その1は、心臓に負担がかかってしまうためです。
これは牛乳に含まれている「ナトリウム」が原因です。
ナトリウムは心臓病のある猫やシニア猫には負担が大きくなってしまいます。
そのため、摂取し続けてしまうと心臓に負担をかけてしまう恐れがあるので注意が必要です。
猫に牛乳をあげてはいけない理由その2.乳糖不耐症で嘔吐や下痢をしてしまう
猫に牛乳をあげてはいけない一番の理由といっても過言ではないのは乳糖不耐症が一番の要因です。
牛乳に沢山含まれている乳糖。
これを消化しようと酵素であるラクターゼがだんだん不足していってしまい牛乳を飲んでも消化することができません。
これが原因で、嘔吐してしまったり下痢してしまうことに繋がってしまいます。
お母さんのお乳にも乳糖は入っているのですが人間用の牛乳に比べて少ないのと、また更に子猫の時はこの乳糖を消化するためにラクターゼも多く存在しています。
しかし、このラクターゼも成猫になるころには、10分の1まで減ってしまうので牛乳を飲むと嘔吐や下痢をしてしまうんです。
猫に牛乳をあげてはいけない理由その3.牛乳アレルギーの可能性
これは個体差がありますが、乳製品や牛乳のアレルギーを持っている可能性がある子がいます。
牛乳を与えた時に、嘔吐や下痢をしてしまうということもありますが、乳糖不耐症の症状と明らかに違うのは皮膚に赤みがや発疹が出てきてしまいます。
この赤みや発疹が原因でかなりかゆくなるので、自分の皮膚に噛みついてしまったり引っかいたり舐めたりと明らかに様子がおかしくなるので、ここで気づく飼い主さんも多いです。
もし、猫に牛乳をあげるのが不安という場合は動物病院でアレルギーの検査も可能です。
アレルギーだと猫が苦しんでしまうので、先に検査してるのが安心かもしれませんね。
猫に牛乳をあげてはいけない理由その4.栄養価が高すぎて肥満に
人間の牛乳は猫にとっては栄養価が高すぎてしまいます。
そのため肥満になってしまう要因になる可能性が高いです。
基本的に、キャットフードでその日の栄養は十分なはず。
しかし、必要な栄養分以上摂ってしまうと当然肥満になります。
餌を食べなくて牛乳を飲むという場合でも、その日に十分な栄養を取ることはできません。
牛乳に含まれている栄養素とキャットフードの栄養素はそもそも全く違ったものだからです。
子猫の成長のためにと牛乳をもしあげた場合、栄養失調で発育に影響が出てきてしまう可能性もあります。
そのため子猫には絶対与えないようにしましょう。
猫に牛乳をあげてはいけない理由その5.尿路結石の原因に
猫に牛乳をあげてしまうと尿路結石の原因になってしまう恐れがあります。
マグネシウムが原因であるストラバイト尿路結石、カルシウムが原因であるシュウ酸カルシウム尿路結石になりやすくなってしまいます。
人間用の牛乳にはマグネシウムやカルシウムが多く含まれているので、摂りすぎてしまうと尿路結石になる可能性が高くなります。
尿路結石になってしまうと猫にとっても飼い主にとってもかなり負担であることは間違いありません。
シニア猫にあげてはいけない理由としてはこれが一番ではないでしょうか。
猫に牛乳をどうしてもあげたいときは？
皆さん、こんばんは☺️⭐️
やっと新しく子猫ちゃんをお迎えしました〜❣️嬉しい〜💞
野良猫のお母さんが産んだハチワレちゃんです〜✨✨
名前は、小夏(こなつ)ちゃんです💗2ヶ月の女の子です🌼
よろしくお願い致します😚😸💖#ハチワレちゃん pic.twitter.com/Ev1MwWRZky— ネネ厶 (@zBBoe58Ouk7U8Lt) August 15, 2021
猫は元々あまり水を飲まないため脱水症状になりやすいですよね。
そこで牛乳をあげたいと思う人もいるのではないでしょうか？
猫に水分を摂らせるために牛乳ではなく、猫用のミルクをあげるようにしましょう。
ペットショップなどで取り扱いがありますよ。
猫用のミルクは猫に必要な栄養素が含まれており、更に乳糖も入っていませんから安心です。
子猫にも猫用のミルクを与えることで成長を促すこともできます。
また、人間用の牛乳に比べて乳糖の少ないヤギミルクもOKですよ！
まとめ
【緊急案件】
アテチのはなくちょは猫砂
こちらは緊急に対処します。
家の中のトイレ砂全部交換！！ pic.twitter.com/PB7ApWPn7B— ステネコ成長日記 (@athina_2021) August 21, 2021
今回は【生まれたての子猫に牛乳は大丈夫？薄めるのもダメ！？】 と題してお送りして来ましたがいかがでしたか？
人間用の牛乳は生まれたての子猫だけではなく成猫にもあげるのはダメなことが分かりましたね。
たとえ人間用の牛乳を薄めるとしても、栄養素が薄まることはないためかえって猫の寿命を縮めてしまうことに繋がってしまいます。
猫に牛乳を与えたい場合は、猫用のミルクが良いでしょう。
ヤギミルクを与えるのも大丈夫なので、猫に合わせて変えてあげるのもいいかもしれませんね。