猫の悩み

猫の尻尾の付け根を叩くと怒る？痛がるのは病気だから？

 
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猫の尻尾の付け根を叩くと怒るのか痛がるのは病気か紹介していきます。

猫が尻尾を触られるのは好き嫌いありますが、尻尾の付け根を叩くと怒るって本当なんでしょうか？

逆に尻尾の付け根を叩くことで、痛がったり嫌がると病気の可能性もあるのか紹介していきたいと思います。

それでは、猫の尻尾の付け根を叩くと怒るのか痛がるのは病気だから調べていきましょう。

 

猫の尻尾の付け根を叩くと怒る？


猫の尻尾の付け根を叩くと怒るのは本当か？

 

猫の尻尾の付け根は気持ちいい？

そもそも猫の尻尾や尻尾の付け根というのは、様々な神経が集まっている部位なので、かなり敏感なポイントになります。

その神経の一つには生殖器とも繋がっているものがあり、その為優しく触るとリラックスできたり気持ちいいと感じる猫が多い傾向にあります。

特にオスよりもメス猫の場合が顕著で、尻尾の付け根を触ることによって生殖行為と同じような刺激を受けることから、猫が喜びやすいといいます。

 

尻尾の付け根を叩くことで気持ちいい刺激に？

生殖機能と大きく関わっていることから、去勢前と後では喜び方も差があるようで、去勢前の猫であれば、尻尾の付け根の部分をトントンと優しく叩くと喜んでくれます。

軽くトントンと叩いたりすると、お尻を高く持ち上げるような仕草を見せ、まるで要求しているかのような雰囲気すらあります。

生殖機能と密接にかかわる神経と繋がっているので、フェロモンを出す分泌腺ともつながりがあるようです。

その為、尻尾の付け根はマーキングに使われていますが、匂いを交換できるためか、猫はフェロモンが分泌する場所を触られると喜ぶ傾向がありますね。

 

猫によっては尻尾の付け根を触ると怒る？

多くの猫が尻尾の付け根を触られると喜ぶような反応ですが、当然猫のなかには触られることが苦手な個体もいます。

尻尾の付け根に限らず、そもそも触られることを好まない猫もいますからね。

上記でも紹介した通り、尻尾には沢山の神経が集まっており、中でも尻尾の付け根は敏感な部分です。

ですので無理矢理触るのは禁物で、例えば飼い主の手を噛もうとしたり、すぐに逃げてしまう場合は、嫌がっているのでしつこく触らない方が賢明です。

 

猫の尻尾の付け根には他にどんな神経がある？

猫の尻尾の付け根にある仙骨の中を脊髄が通っており、脊髄から分かれた神経のうちのひとつが生殖器と繋がっていることから、触ると気持ちいいという理屈は分かりました。

では、他にどのような神経が集まっているのでしょうか？

一番知られているのは、不安定な場所でのバランスを取る役目というのは何となく聞いたことがあります。

他にもマーキングなどとして、また尻尾の動きから猫の感情を読み取る事もでき、まさにコミュニケーションツールともいえます。

そして、尻尾にある尾骨神経は骨盤神経や下腹神経、陰部神経などの神経とも繋がっていて、猫の運動などすべての動きを司っているともいえます。

 

猫の尻尾を触って痛がるのは病気だから？


猫の尻尾の付け根を触っていたがるのは病気なんでしょうか？

 

痛がるのは怪我が原因？

痛がるような仕草があれば、傷や怪我が原因かもしれません。

毛でおおわれているので、少しの傷で血が出ていなければ分からないこともあります。

もし傷が深くなって膿がたまったりすることによって、そこから菌が体内に侵入し治療が必要になることもあります。

室内飼いということで、他の猫とケンカなどの可能性がない環境下でも、飼い主がうっかり踏んでしまった。

またはドアに挟まったなど、時には尻尾が骨折することもあります・・・

 

尻尾の付け根を触ると痛がれば病気か？

これまでも紹介したように、尻尾の周辺には様々な神経が集中しています。

なので肛門付近の病気によって、触られることを嫌がることもあります。

 

尾腺炎（スタッドテイル）

良く起こりうるのは去勢手術をしていないオス猫やペルシャ猫、シャム猫などの純血種。

尾腺炎は別名スタッドテイルとも呼ばれており、病状としては尻尾の付け根にある尾腺からでる分泌物が過剰に出ている状態になります。

飼い主が発見するポイントとして、尻尾の付け根にしこりができたり、分泌液によって背中から尻尾にかけてベタついていることもあります。

一度発症してしまうと根本的な治療は無く、もし去勢手術をする前であれば去勢によって症状が改善することもあるようです。

 

肛門嚢炎

尾腺炎と似ていますが、肛門の左右にある肛門嚢という部分が原因になるのが、肛門嚢炎になります。

猫は排便する時にマーキングをするための分泌物を一緒に出しますが、この部位が何らかの理由により分泌物を排出できないことが要因です。

排出できずに溜まり続け、悪化すると次のような症状が見られます。

肛門周辺に腫れや痛み、化膿などが生じますので、尻尾の付け根を触ると極端に嫌がるでしょう。

しかし手術によって改善させることもできるので、その点は安心材料でもあります。

 

がんによる腫瘍

肛門周辺などの分泌物もしっかり問題なく出ていて、怪我をしている様子もないのに、尻尾の付け根を触ると痛がるのは、がんによる腫瘍が原因かもしれません。

猫の尻尾にもがんの悪性腫瘍ができることがあります。

人間でも同じことが言えますが、早期発見・早期治療で完治やその後の経過も違ってくるので、小さな変化を見逃さないことが大切です。

 

去勢手術が原因の場合も？

これまでも紹介したように、尻尾の付け根には生殖に関わる神経が集中しているようです。

ですので、避妊や去勢手術をした猫は尻尾の付け根をトントンすると嫌がることも多々あるみたいです。

特に発情期を迎えずに避妊や去勢手術をした猫は、触られても違和感や気持ち悪さしか感じないのか、かなり嫌がる傾向があります。

 

まとめ


猫の尻尾の付け根を叩くと怒るのか痛がるのは病気だからなのか紹介してきました。

猫の尻尾の付け根には多くの神経が集中していて、特に生殖に関する神経が付け根にあるので、付け根を叩くことで性行為と同じような刺激を受けているようです。

しかし、猫でも元々嫌いな個体もいますし、去勢手術後だと怒ることが増えるとのこと。

あまりに痛がるのは、病気やけがの可能性もあるので注意してくださいね。

以上、猫の尻尾の付け根を叩くと怒るのか痛がるのは病気だからでした。