猫も夏に蚊対策は必要なのか刺された時の症状や予防法を紹介していきます。
夏になれば猫にも蚊の対策が必要なのか皆さんはご存知でしょうか?
蚊に刺されることで何か病気などになる可能性があれば、蚊対策は万全を期したいところ。
刺された時の症状や予防法についても紹介していくので、初めて夏を迎える方はご覧くださいね。
それでは猫も夏に蚊対策は必要なのか刺された時の症状や予防法を見ていきましょう。
Contents
猫も夏に蚊対策は必要?
ネコ型ブロガーがつぶやく猫雑学
【猫は蚊よけ対策としてマタタビを好んでいる説がある】🔍岩手大学などによる共同研究で明らかに
🔍ネペタラクトールという成分が蚊よけになっている
いままでの猫とマタタビに対する見方が変わるかも!#黒猫#トリビア pic.twitter.com/aOLnbVtUyO
— たけのこ@猫主夫(新婚) (@nekotoikiwarau) June 26, 2022
猫も夏には蚊の対策は必要なんでしょうか?
夏場は猫に蚊対策が必要
人間同様に猫も蚊に刺されますが、人間と違うのは刺された部分が膨らんでかゆくなるような症状ではないです。
多くの猫は蚊に刺された時、直接刺された部分ではなくアレルギー反応により特定の場所、例えば顔や耳、肉球といった箇所に症状が出ることが多いです。
夏場に猫が蚊対策をしなければならない理由として、アレルギー反応だけでなく刺されたことが原因で病気を発症する可能性のあるからです。
次項では病気について詳しく紹介していきます。
猫が蚊に刺されると蚊刺咬過敏症に?
蚊刺咬過敏症の読み方は「ぶんしこうかびんしょう」
この蚊刺咬過敏症とはどのような病気なのでしょうか?
その名の通り過敏症の一種だそうで、猫では鼻梁部と言われる眉間~鼻の先までの部分。
また、耳介と言われる外に張り出している耳の部分に症状が出るようです。
主な症状として、鼻の梁部には痒みや丘疹(皮膚の突起)や脱毛、さらには膿疱という水疱が膿んで、うみのたまったものができることも。
さらに膿疱が(びらん)になり、やがてかさぶたになります。
かゆみがあるので、猫もついつい触ってしまいますし、見ていても可哀そうな状態になるので厄介ですよね。
また、耳介においては左右対称に色素の脱落といった、目に見える形で症状が現れます。
さらに肉球にも症状がでることがあり、角質が増えたりかさぶたができていることもありますよ。
猫が蚊に刺されると危険なフィラリア症
猫が蚊対策をしなければならない理由ともいえるのがフィラリア症。
蚊に刺されて感染する病気で一番危険性が高いのがフィラリア症です。
犬糸状虫(フィラリア)が寄生することで発症し、最終的に死に至る恐ろしい病気です。
犬にもフィラリア症が見られますが、犬に比べて猫の場合は少数の寄生であっても生命を脅かす可能性があります。
このフィラリア症で厄介なのは症状を示さない猫もいることで、どちらかというと症状がないことの方が多いかもしれません。
一番症状として現れるのが、未成熟虫が肺血管系に到達する時期に見られる咳や呼吸促迫を伴う「犬糸状虫随伴呼吸器疾患(HARD)」です。
しでに感染から3〜4カ月が経過している状況で、犬糸状虫の成虫が死滅する時期となりわずか一隻の犬糸状虫感染であっても、致死的な急性肺損傷に至ることがあるのです。
他に現れる症状としては、沈鬱や消化器症状、神経症状というようにあらゆる面で何かしらの異常を確認できるでしょう。
一番多いのは先に紹介した呼吸器に関する症状ですが、さまざまな症状を呈することもありますが、中には感染が発見されずに突然死に至り、亡くなってから判明する可能性もあります。
猫が刺された時の症状や予防法は?
いつまで保護保護言ってるんでしょう⁈
理想的な里親様世帯は減る一方で既に飽和状態です。
遺棄されてたこんな美猫も決まりません。
炎天下外で生きざるを得ない猫が溢れ返ってるのに
とにかく産ませないで!減らす為に必死のボランティアに簡単に猫を押し付けるのも厳禁で。
産ませる前に相談を! pic.twitter.com/kdg2t6APFS
— 十三さくらねこの会 (@juso_sakuraneko) August 10, 2022
猫が蚊に刺された時の症状や予防法について紹介していきます。
猫が蚊に刺された時の症状は分かりにくい
先ほども紹介したように、猫は刺された部分が膨らんでかゆみが出てかゆくなるようなことは一般的ではなく、特定の場所にアレルギー反応がでます。
しかしながら、長毛の猫種などは毛に覆われて蚊に刺された直後は判断がつかないこともありますから、症状としては判別しにくいでしょう。
また、蚊に刺されることで感染するフィラリア症についても、症状が分かりにくいので注意が必要です。
猫が蚊に刺されない予防法は蚊取り線香?
蚊取り線香の煙を猫が吸っても大丈夫?と心配な方もいると思いますが、主成分である「ピレトリン」は菊の植物から採れる成分なので安全。
ただ、現在では蚊取り線香に科学薬品であるピレストロイドが使われていることが多く、安全性に違いはないですが、ごくまれにアレルギー症状がでることもあるので天然成分ピレトリンが使われている蚊取り線香が確実かもしれませんね。
猫が蚊に刺されない予防法は虫よけスプレー?
蚊に刺されない予防法としては、人間同様に虫除けスプレーが有効です。
ペット用も結構売られていますが、ペット用や犬用と書かれた虫除けスプレーはそのまま使うと危険なことになります。
実は虫よけスプレーの成分に天然アロマオイルが含まれているものが多く、猫が中毒になるティーツリーも配合されていることがあります。
猫用と記載してあれば安全ですが、ペット用や犬用と書かれている虫除けスプレーを使う時は成分をしっかりチェックしてくださいね。
フィラリア症の予防法は予防接種
フィラリア症の予防法としては、毎月1回の予防接種で守ってあげることができます。
例え室内だとしても、蚊がいつ、どこで猫を狙っているのかわかりませんから、予防接種しておく方が確実。
外出する猫や外で遊ばせる時はもちろん打っておくのが安心でしょう。
予防について詳しい判断については獣医師の指示に従い、必要な期間、投薬を続けることが大切で一番効果的ですよ。
命に関わる病気なので、少しくらいの出費は全然気にならないですよね!
まとめ
元飼主さんが亡くなり外に出されて鳴いていた猫は近所の方や不動産屋さんの連携で山猫庵に避難、新たな飼主さんと出逢え安心して暮らしています。#ねこはうち pic.twitter.com/Lm3wBCyJ4s
— yamanekoan (@doubutuhukushi) August 10, 2022
猫も夏に蚊対策は必要なのか刺された時の症状や予防法も紹介してきました。
猫は蚊に刺されることでアレルギー反応だけでなく、フィラリア症のような恐ろしい病気に感染することもあるので、夏に蚊対策が必要ですね。
刺された時の症状については、人間と違い特定の場所に発現するので、見落とさないようにしましょう。
予防法については、蚊取り線香や虫よけスプレー、予防接種で守れるので効果的に使ってみてくださいね。
以上、猫も夏に蚊対策は必要か刺された時の症状や予防法の紹介でした。