猫に嫌われた場合の仲直り方法について詳しくご紹介していきます!
これまで大切にお世話をして、家族として楽しい時も苦しい時も共に過ごしてきた猫に、嫌われてしまったら悲しすぎますよね…。
突然嫌われてしまった何らかのきっかけがあったと思いますが、振り返っても悔やんでも悔やみきれない方は多いのではないでしょうか。
猫は警戒心が強く、一度壁を作られてしまうと、いくら同居している飼い主であったとしても、すぐに再び元通りに仲直りをするのは難しい場合もあります。
ただし、焦りは禁物!余計嫌われてしまう原因になるかもしれません!
今回は、猫に嫌われた場合の仲直り方法について大切なポイントをご紹介していきますので、ぜひ今この瞬間から意識をしてみてくださいね♪
Contents
猫に嫌われる人の特徴とは?好まれる人との違いは何?
ではまず、猫に嫌われるのはどんな人なのか?について見ていきましょう。
猫は単純そうに見えて、とても繊細な生き物です。
普段は撫でられるのが好きなポイントを撫でてあげて、好きなおもちゃで遊んであげて…と一連の流れで生活をしていれば猫と仲良しの生活を送れていると思います。
が、ごくわずかな変化や異常も感じ取ってしまうため、“わざとじゃない”けど嫌われる行動をしてしまった…という方も多いと思います。
ではまずは猫がどんな人を嫌うのか?どんな人を好むのか?について見ていきましょう。
猫が好む人・嫌いな人を知っておくだけで、猫の機嫌を損ねるリスクを減らす事ができますので、普段の様子をイメージしながら、自分に当てはまっていないか?を重ねてみてくださいね。
猫が嫌うのはこんな人!
大きな声や音を出す
猫は聴覚が非常に優れているため、大きな声や大きな音が苦手です。
敏感に反応してしまうため、猫が文字通り飛び上がって驚いてしまう時もあります。
人間の生活では当たり前な、スマホの着信音やアラーム音、電子レンジや洗濯機、掃除機などの家電の音も、猫にとってはストレスとなっているかもしれません。
特に、大声で低い声で話す男性には恐怖を感じる場合もあるので、猫に合わせて静かな落ち着いたトーンで接してあげる必要があります。
飼い主さんのくしゃみや咳でも驚いてしまう事がありますが、これは防ぎようのない事。
その場合は、猫に対して謝罪の言葉をかけるなど、ケアを忘れないようにする事が大切です。
怒る、叩く
大きな声が嫌いな上に、猫も怒られている事はわかるので、怒鳴って叱るようなことをしてしまうと、嫌われてしまう可能性が大。
さらには暴力的な振る舞いをすれば、猫の恐怖心は最高潮となり、あなたの事を危険人物であると認識するでしょう。
こうなると、完全に信頼を失い、もう一度信頼を取り戻すためには時間が必要となります。
猫の普段の行動で叱る必要がある時も、感情的に怒鳴るのではなく「ダメ」とちゃんとわからせる事が大切です。
また、ついイラっとしてとっさに手が出てしまった…という言い訳は通りません。
いかなる場合でも手をあげる事はNGですので、絶対にやめましょう。
しつこい
一緒に暮らしている猫がかわいくて、つい抱っこしたり抱きしめたり撫でまわしたり、構いすぎてしまう時ってありますよね。
かわいいが故の事ですが、猫にとってそれはストレスの他何物でもありません。
猫も飼い主さんのことが大好きですし、時には構ってほしい時もありますが、常にべったりくっついていたいと思っている子は少ないでしょう。
ほとんどの猫は、一人時間を満喫していたり、気になるものに夢中になっていたり、自分の思うように好きな時間を過ごしています。
猫にとって放置してほしいタイミングでちょっかいをかけ、しかも「しつこい!」と思われてしまうと、不信感につながってしまいます。
嫌いな場所を触る
飼い主さんに撫でられるのが大好きな猫も多いですが、中には触られるのが嫌いな場所がはっきりしている猫もいますよね。
例えば、
- お腹
- 肉球
- 手足
- 尻尾
- 太もも
- お尻
などはデリケートな部分で触られたくないようです。
普段は大丈夫であったとしても、突然触られると驚いてしまったり、ご飯の最中はご飯を取られると思って攻撃的になってしまう猫もいます。
昔から一緒にいる飼い主さんであれば、どこを撫でられるのが好きなのか?が分かっている方もいると思いますが、判断が難しい場合には少しずつ触れて、猫が気持ちよさそうに反応をする場所を見極める事が大切です。
からかう、馬鹿にする
猫は、言葉はしゃべれなくても人間の話す言葉の単語の意味を理解している子もいます。
言葉の意味がわからなくても、何となく人間の気持ちや感情を汲み取る猫は多いものです。
失敗を馬鹿にしたように笑われていたり、からかわれている事はニュアンスで気づきますので、猫の心を傷つけないように配慮しましょう。
人間だって、失敗を笑われたり、見下されたり、からかわれるのは嫌な気持ちになりますよね。
それは猫も同じであることを忘れないようにしましょう。
目をじっと見る
猫にとって目を合わせてじっと見るということは、喧嘩を売ることと同じです。
それはたとえ相手が飼い主であったとしても、本能的なものですので、猫自身もメラメラと燃える闘争心を制御できない場合があるでしょう。
猫と目が合った場合は、じっと見るのではなく人間がそらすか、目を細めるなどして回避します。
のんびりカワイイ猫を眺めていたい時もあるかと思いますが、その場合も目をじっと直視するのは避けてくださいね。
お風呂に入れる
猫の多くは、水に濡れる事を嫌います。
他にも、
- シャワーの音
- シャンプーなどの臭い
- お湯の温度
- 浴室の温度・湿度
など、お風呂場は普段近づかない猫にとっては恐怖がたくさんあります。
そんな猫にとって嫌な場所で嫌な事をされたとなれば、飼い主の事を不信に思ってしまうかもしれません。
とはいっても、汚れや臭いが気になったり、猫の皮膚病などを未然に防ぐために入浴が必要な時もあると思います。
嫌がる猫の場合は、正しい入れ方のレクチャーを受けたり、短時間で済ませられるようにできるだけ工夫をするようにしましょう。
かまってくれない
猫は気分屋の甘えん坊が多いので、自分が飼い主にかまってほしいタイミングが来ると、スリスリとすり寄ってくる事がありますよね。
ニャーニャーと鳴き声を出してみたり、飼い主が見ているものの前に立ちふさがってみたり、アピールの仕方は様々。
そんな時に構ってもらえない事が続くと、猫は欲求が満たされず不満を感じるはずです。
どうしても構ってあげられない時もあると思いますが、手が空いているタイミングや、キリの良い所で、話かけてあげたり抱き上げてあげたり、猫がしてほしいようにあやしてあげましょう。
「今はあんまり時間がなくて、ごめんね。頑張るから待っててね。」という優しい声かけも大切です。
猫が好むのはこんな人!
- 猫のペースに合わせられる人
- お世話をしてくれる人(餌、トイレなど)
- 猫の目線に近い高さで接してくれる人
- 動きや話しかたがゆったり、落ち着いている人
猫が嫌いな人の行動とは逆を意識して接していけば間違いありませんが、ポイントは2つ目と3つ目。
お世話をしてくれる人であるとわかると、猫は飼い主と認めすり寄ってくれるようになります。
そうなるためには、トイレやご飯のお世話をしているところを猫にも見てもらうのが良いでしょう。
また、猫は上から見下ろされて話かけられると恐怖を感じやすい生き物です。
猫からすれば人間は女性であっても自分の何倍も大きい生き物ですし、見下ろされる顔は正面から見る顔よりも怖いはずですよね。
そうならないようになるべく目線を猫に合わせてあげる事で歩み寄る事ができますので、ぜひやって事ない方はお試しください♪
猫に嫌われた場合の仲直り方法は?5つのポイントを伝授!
猫に嫌われてしまった場合でも、仲直りする方法はあります!
いずれは今まで通りの信頼関係に戻る事ができますので、それまでは、
- 焦らない
- 猫のペースに合わせる
事を心がけましょう。
猫によっては、仲直りできるまでに数ヶ月かかる子もいます。
逆に数時間でケロッと元通りになることもあるので、これは猫次第と言えます。
今まで一緒に寝ていたのに近づいてきてくれないとなれば寂しさもあると思いますが、絶対に焦らず、無理強いをしないように気を付けてくださいね。
まずは謝る
まずは、猫にしっかりと声に出して「ごめんね」と伝えてください。
猫は言葉がしゃべれなくても、人間の言葉を理解しています。
特に飼い主さんが良く言葉にする単語はしっかり意味を理解している事が多いです。
ですので、声に出して謝罪をすることで気持ちを伝える事ができます。
もちろんその時に無理やり抱っこしたり、触ろうとしてはいけません。
優しく落ち着いたトーンで話す事を心がけ、表情やしぐさからも反省している事が伝わるようにしましょう。
猫の気持ちが落ち着くのを待つ
ついつい、猫の機嫌を取ろうと近づいてしまいそうになりますが、機嫌を損ねた猫は、無理に近づこうとすると敵意を向けてくる事もあります。
猫の気持ちが落ち着けば、自然に猫から歩み寄ってきてくれるので、そのタイミングを待ちましょう。
早く仲直りしたい気持ちはわかりますが、焦りは禁物です。
無理に近づいていって触れるような事が無いように、今は我慢してください。
お世話をする
これまで通りの、猫のお世話は引き続き続けてください。
トイレのお掃除や食事の準備など、猫が生きていくために必要な環境を整えてくれているのはあなただと猫もわかっているはずです。
その行動をこれまで通り行う事で、信頼を取り戻す事ができます。
その際、猫がしっかり見てくれていれば「自分は大切にされている」「この人はこんなにも色々やってくれている」と思ってくれます。
可能であれば、優しい声で「ご飯だよ~」「トイレきれいにするね~」など独り言のようにアピールしていくのも良いでしょう。
猫がしてほしい事だけをする
猫が何かを望んでいる仕草を見せれば、望まれている事に全力で応えましょう。
遊んでほしいと意思表示があれば遊ぶのはもちろん、可能な範囲でおやつで機嫌を取るのも良いですね。
ただし調子に乗って触ったり抱っこしようとすれば逃げられてしまうこともあるので、猫の反応を十分に見極めましょう。
ブラッシングやマッサージなど、お世話の一環であっても、触れられることを嫌がる場合もあります。
そんな時は嫌がる事はせず、時間が経って嫌がらなくなるのを待つのも○。
まずは猫の機嫌を最優先して、望まれる事だけをかなえてあげてください。
声をかける
少しずつ距離を縮めていく上で、声をかける事は大切なことです。
猫が近寄ってこない段階で、ズカズカと近づいて行ったり、むやみに撫でたりするのは逆効果。
だからといって放っておきすぎるのも良くありません。
そんな時は離れた場所からでも優しい声で話しかけてみてください。
名前を呼んだり、「大好きだよ~」とか「寂しいな~」と気持ちを伝えたり、何でも構いません。
その際は落ち着いた優しいトーンで、絶対に大きな声は出さないように注意しましょう。
ちらっと目線だけでも向けてくれたり、耳が動くようなことがあれば届いているサインですので、焦らず続けていきましょう。
まとめ
今回は、猫に嫌われた場合の仲直り方法についてご覧いただきました。
猫によってはこれまで通りの信頼を取り戻すまでに数ヶ月かかる場合もあります。
が、それまでにも段階があり、例えば数週間で時々横に座るようになったり、数ヶ月で遊ぼうと誘ってくれるようになったり、徐々に関係が良くなる兆しが見えるはずです。
じれったい距離感にモヤモヤしてしまう人も多いと思いますが、今は猫の気持ちを最優先して無理強いする事の無いように注意しましょう。
あなたの事を再び受け入れてくれるその日まで、あなたが猫の事をどれだけ大切で大好きなのかを伝え続けてあげてくださいね。