猫を飼っているなら絶対に避けては通れない「爪切り」。
猫は爪研ぎを自分でするものの、やはり自宅にある爪研ぎボードでは不十分で、伸ばしっぱなしにしているとピンピンに伸びてきてしまいます。
猫の爪は人間とは違い「鉤爪」なので、伸びたままにしておくのは大変危険!
伸びてきた時は爪切りが必要なのですが、慣れていない場合「どこまで切るのか分からない」「爪を切りすぎて血が止まらないけど対処法が分からない」なんてことも起こり得ます。
と言うことで今回は猫の爪を切りすぎて血が止まらない時の対処法と、爪切りの基本についておさらいしていこうと思いますよ!
また、爪はどこまで切るべきなのか、爪を切る頻度はどれくらいかということも併せてご紹介しますので、猫の爪切り経験が浅い方はぜひ参考にしてみてくださいね!
それでは見ていきましょう!
Contents
なぜ猫の爪を切る?理由を解説
フローリング滑るからこの猫様の手足のはみ毛を切りたいんだけど、爪切りすら大人しくできない子だから到底無理…
滑り止め全面にひいてるけど、ひいてないところも歩くからな〜
猫様よ〜 なんとかなりませんかねぇ? pic.twitter.com/NqPHM67our— 睦月にこ (@mutsuki_nico) July 5, 2022
猫を飼ったことがある方もそうでない方も、猫は爪を研ぐのにどうして爪を切る必要があるのか疑問に思う方もいると思います。
たしかに、猫は爪を研いで爪の長さを調節しているように見えますよね。
どうして猫の爪は切らなければならないのでしょうか?
猫の爪を切る理由①事故を未然に防ぐ
猫ちゃんの爪が長いと、引っかかれた時に大けがをしてしまう可能性があります。
私達飼い主がケガをしたときは「自分がケアを怠ったから仕方ない」で済まされますが、他人であればそうはいきません。
また、猫の爪が長いと思わぬ場所に引っかかって、そのまま爪が折れることも…
人間と猫、両方の事故を未然に防ぐためにも、爪切りは大切なんですね。
猫の巻き爪を防ぐ
人間と同じように、猫も巻き爪になることがあります。
猫は爪を研ぐことで表面の古い爪の層をはがし、狩りに最適な鋭い爪が現れます。
しかし、高齢の猫ちゃんや体調が悪い猫ちゃんはあまり爪を研がず、古い爪がそのままに…
その状態で放置すると次第に爪が肉球に食い込み、痛みで歩けなくなってしまいます。
人間と同じ巻き爪の状態になるので、猫の爪は適度な頻度で切ってあげなければなりません。
猫の爪切りはどこまで切ってOK?
こてつの爪が巻き爪にᔪ(°ᐤ°)ᔭᐤᑋᑊ̣
肉球には刺さってないので
まだ良かった切ろうと思ったら
爪と肉球に隙間が無い無いから猫用爪切りの刃が入らない
切れない…その間に逃げる🐾しかも爪白くて神経が見えない…
少しづつ切ってみよう人間用の爪切りでやってみようかな pic.twitter.com/p8XGqzTbpd
— アプリコットMIRI🍀ADHD🪐UC🌱子宮内膜症 (@apricot_MIRI) July 5, 2022
まず最初に、猫の爪はどこまで切ればいいのかについてお話ししていきますね!
猫ちゃんの小さいおててに隠れている爪は細くて、爪を切るのも一苦労。
特に猫を飼うのが初めてだよ!という方は、猫の爪ってどこまで切ればいいの?と迷う方も多いのではないでしょうか。
人間のように、ピンクと白の部分はハッキリしていればわかりやすいのですが、猫の爪は細くて小さいのでそういった基準があるのかも分からない・・・となってしまいがち。
そんな方のために、猫の爪はどこまでが切るべき範囲なのかをお伝えしていきたいと思います。
猫の爪を切っていいのはピンクのところまで
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上の画像は猫の爪を横から見たところです。
猫ちゃんの爪をよく見てみると人間と同じように「ピンクの部分」があることが分かりますよね。
このピンク色の部分は「クイック」と言って、神経と血管が通っているところになります。
このクイックのところを切ると血が出るだけではなく、猫が痛みを感じてしまい、『爪切り=痛い行為』だと認識してしまいます。
このピンク色の部分は絶対に切らないように、必ず「白い部分」だけを切るようにしてください!
人間と同じですね。
猫の爪を切るときは先端から1~2㎜までと意識する
上記で説明したように、猫の爪を切るときは「白い部分」だけ。
しかし、猫の爪は隠れているので、白い部分といわれても想像できない方もいると思います。
そういった方は、爪の先端から1~2㎜までは切ってもいい部分、それ以降は切ってはいけないと考えてください。
特に前足は爪とぎで細くなっているので、爪を切るときは前足を軽く押し、爪が出てから切るようにしてください。
猫の後ろ足の爪はどこまで切る?
猫の爪を切るときは、前足も後ろ足も白い部分だけを切らなければなりません。
しかし、前足と比べ、後ろ足は爪をとがないのでどこまで切っていいか分かりづらいと思います。
どこまで切っていいのか判断に迷う場合は、前足より少し短めに切ってあげてください。
猫の爪切りすぎて血が止まらない時の対処法
今日はてんちゃんの爪切りでうっかり深爪して、流血させてしまった
ショック……てんちゃんの手は細長くて華奢なのに可哀想なことをしてしまった…反省#猫のいる暮らし #猫#深爪#黒白猫 pic.twitter.com/N9I2CqjKBQ
— はんみみ (@halfyear0630) April 20, 2021
次に、猫の爪を切りすぎて血が止まらない時の対処法についてお話していこうと思います。
猫の爪はどこまで切ればいいのかただでさえ迷う上に、大抵の猫は爪切りが大嫌いなので暴れてうまく切れないことも。
自宅の猫も爪切りバサミを出しただけで暴れてしまい、手足をジタバタさせて絶対に爪を切らせまいとしてくるんです。(笑)
暴れられると爪切りもしにくいですし、慣れている方でも慌てて切ると失敗し、痛い思いをさせてしまうことも…
もし爪を切りすぎて血が止まらない時はどう対処すればいいのでしょうか?
猫の爪切りすぎて血が出た時はすぐに止血!
猫が暴れたり、手元が狂って血管を切ってしまった場合は、すぐに止血をするようにしてください。
止血の方法は、清潔なガーゼやコットンで1〜2分間ほど押さえます。
そうすることで止血できますが、もし血が止まらない場合はすぐに動物病院へ行くようにしてください。
傷口から感染症になることも考えられますので、止血できた場合でも獣医さんに相談しておくとより安心です。
猫の爪を切りすぎて血が止まらない時は止血剤を!
猫の爪を切りすぎて血が止まらない時は、止血剤を使うのも一つの手段です。
動物用の止血剤はペットショップやホームセンター動物病院などで簡単に手に入りますし、爪切りで出血した時以外にも使えるので一つ持っておいて損はありません。
使い方は簡単です。
血を軽く拭き、血が止まらない爪にまんべんなくすり込むように塗るだけ。
患部にしみるので猫は嫌がりますが、止血剤がまんべんなくついていないと血が止まらないので、心を鬼にしてすり込みましょう。
それでも血が止まらない時は、速やかにかかりつけの動物病院で診てもらってください。
猫の爪切りの方法は?
気になっていた猫壱さんの爪切りバサミをAmazonで購入。ちゃんと斬らせてくれるかニャ。#ねこ #猫のいる暮らし #猫好きさんとつながりたい #保護猫 pic.twitter.com/pOpQD7UblT
— master4beat (@master4beat) April 21, 2021
それでは、猫の爪切りの方法を改めて振り返っていきましょう!
初心者の方はもちろん、今まで何度も猫ちゃんの爪を切ってきたという方にもぜひおさらいしておいていただきたい内容です♪
同じく猫飼いである筆者も勉強しなおしたいと思います。
それではチェック!
猫の爪切り5つのポイント
猫の爪を切るときに注意するポイントは下の5つです。
- 猫のリラックスできる場・体勢を作る
- 後ろ足から切る
- 小指側から切る
- 肉球を優しく押しながら爪を出す
- 切るのは2〜3mmでOK
猫の爪切りで一番大切なのは、猫にいかに気持ちを落ち着けてもらうかということです。
ただでさえ爪切りは猫にとって地獄のような試練。(笑)
そのため、猫が冷静でいるときに行うのが大切。
それに加えて、猫の抵抗感がまだ少な目な「後ろ足から」、そして「小指側から」スタートすると切りやすい場合があるそうです。
爪を押し出すときは、肉球をギュッと押さないように注意が必要です。
いざ切るときは、血管を切ってしまわないように先の尖っている部分を2〜3mmカットするだけでOKです。
爪切りの頻度は増えてしまうかもしれませんが、猫が痛い思いをしないように、飼い主さんも慎重にカットしてあげるようにしましょう!!
猫の爪切りの頻度は?
どなたか暴れん坊の猫の爪切り方法を教えて下さいませ(泣) pic.twitter.com/sUK8TEmNiG
— 胡桃 (@kojippymomo) April 20, 2021
爪切りは、目安として1ヶ月に1回行うのがいいとされています。
しかし、シニア期の猫ちゃんはもう少し頻繁に、2週間に1回がオススメです。
シニアになるとだんだん体を動かすことも少なくなり爪研ぎの頻度も低下するため、爪のターンオーバーが遅れ、爪が太くなってしまうのです。
古い爪が外側に残っていると、玉ねぎのように内側から新しい爪が生えてくるため巻き爪になりやすく、自分の肉球を傷付けてしまうことも。
そうならないためにも、シニア期の猫ちゃんの爪の状態はより注意してみておくことが必要です。
猫が爪切りを嫌がるときは?
猫が爪切りを嫌がるときは、以下の対策をしてみるのもアリ。
- 何回かに分けて切る
- バスタオルや洗濯ネットなどで包む
- エリザベスカラーをつける
猫が嫌がるときは無理に切らないということも大切です。
1日2本や3本と決めて切ることで、イヤ〜な爪切りの時間を減らすことができるため、猫の心理的負担も軽くなります。
また、猫はバスタオルなどで包んであげると落ち着くという子が多いので、切りたい方の足を出しつつバスタオルで包んであげるといいかもしれませんね。
エリザベスカラーをつけるというのも一つの手段。
その他、おやつやおもちゃで気を逸らしながら切るという方法も考えられますので、それぞれご自宅の猫の性格に合わせて色々な方法を試してみてください。
猫の爪切りはプロに任せてもいい!
ニャンコの爪切り、切る箇所とかコツとは不安過ぎるので、初回はペットショップか動物病院でやってもらおうかな🤔みなさん初回どうされましたか?
うちの愛猫(保護猫)です💕はじめまして🐈 pic.twitter.com/I1aN00XEge— えこまる。 (@ekomaru_tokyo) April 22, 2021
猫があまりにも暴れる場合や、自宅で爪切りを行うのが不安な場合は、思い切ってプロにお任せすることも大切です。
猫が痛い思いをするくらいなら、少しお金がかかっても獣医さんやトリマーさんにお任せして切ってもらう方が猫ちゃんにとっても飼い主にとってもそれが一番ですよね♪
まとめ
爪切り中にうとうと‥🙂いいタイミングで爪切りできました👍🏻#猫 #ねこ #黒猫 #保護猫 #猫のいる暮らし #爪切り pic.twitter.com/je3T8wQhOV
— まめねこたん (@nxZ945mc7r9HZfY) April 19, 2021
今回は猫の爪を切りすぎて血が止まらない時の対処法や、猫の爪はどこまで切るべきなのか、そして爪を切る頻度もお伝えしました。
いかがでしたでしょうか?
爪を切りすぎて血が止まらない時は、清潔なガーゼやコットンですぐに止血し、動物病院で獣医さんに診てもらうようにしましょう!
猫の爪にはクイックと言って、血管と神経が通っているピンク色の箇所がありますので、そこよりも手前の白い部分だけを切ることで出血を避けられます。
爪切りは基本月1回でOKですが、猫の年齢や性格に合わせて、頻度を決めると◯
あまりに嫌がる場合は無理をせず、獣医さんや猫ちゃんを担当されているトリマーさんに頼めば安心ですよ♪
爪切りは猫が嫌がっても決してサボらず、飼い主側が工夫して必ず行うようにしましょうね!
以上、「猫の爪切りはどこまで切ってOK?血が止まらない時の対処法も紹介!」でした。