猫がジョイントマットを誤飲して吐いた時やかじる時の対処法を紹介していきます。
実は動物病院で猫が運ばれてくる時に多いのが誤飲によるもの。
紐やティッシュなど様々ですが、特にジョイントマットは非常に厄介なケースが多いようです・・・
猫の騒音防止やツメからの保護として敷いている飼い主さんもよくいますが、誤飲によって最悪の場合死に至ることもあるので、今回は猫がジョイントマットをかじる時の対処法。
さらに誤って誤飲して吐いた時の処置について学んでいきましょう。
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猫がジョイントマットをかじる時の対処法
ジョイントマットに擬態する猫と犬 pic.twitter.com/iCvROt0hUK
— むぎ (@mugi411) September 3, 2019
猫がジョイントマットを好きなのは共通しているようで、他にもコルクマットなんかもよく食べるみたいです・・・
おそらくポチエチレン系のような樹脂である程度反発と厚みがあるものが好きなんでしょうね。
同じような素材で作られている足指セパレーターを食べたなんてケースもあるみたいなので、ジョイントマットに限らず同じような素材には注意が必要です。
猫の誤飲は、飼い主が気を付けてあげれば防ぐことができます。
布テープでつなぎ目を貼り付ける
すでにジョイントマットを設置している方が行える、誤飲防止対策として一番有効そうなのが、布テープでつなぎ目をとめることです。
猫がジョイントマットを噛む時は、ほとんどジョイントマットの端もしくはつなぎ目から噛み始めます。
ですので、布テープでつなぎ目を覆ってしまうのでは非常に効果的です。
それに、ジョイントマットがズレれて外れることも無くなるので、多少の激しい動きにも耐えられます。
この方法だとジョイントマットの誤飲もなくなるだけでなく、噛み癖もつかないし、噛まれてパーツの交換も必要なくなりますので、経済的で猫にも良いですよね。
この方法のデメリットとして考えられるのは、つなぎ目を全て貼り付けているのでパーツ交換が面倒になります。
とはいえ、ジョイントマット1枚だけを交換するのはかなり稀だと思うので、交換する時は全部交換するのが望ましいでしょう。
また、見た目が茶色い布テープでダサくなるという場合は、黒や白と言った目立たない色の布テープを使用することで、ある程度は目立たなくできるでしょう。
設置しないのが一番っ手っ取り早い?
対策として、誤飲しやすいジョイントマットを完全に撤去するという方法もあるでしょう。
特にジョイントマットが選ばれている要因としては、騒音対策を考えると一番手軽な価格で対策できること。
また、フローリングなどをひっかき傷から守れるということでしょう。
すでにジョイントマットを敷いている方、賃貸でリフォームできない方は上記の方法をお試しいただき、可能であればペットに優しい建材を使用するとより安全でしょう。
猫がジョイントマットを誤飲して吐いた時はどうする?
余ったジョイントマットで猫ハウス
ジョイントマット6枚とカッターと
定規であら簡単使い心地はよろしいようで#猫がいる暮らし #猫 pic.twitter.com/EwFFpsvREV
— フロン&シグリ『笹家のやんちゃ王子』 (@huron0429) December 13, 2021
猫が誤飲しやすいものは、日常生活や家の中に非常に多くあります。
おもちゃのネズミ、おもちゃの紐、毛糸、ボタンなどなど・・・
ビニール、ティッシュ、段ボールで遊ぶのが好きな猫は多いと思いますが、ジョイントマットをかじって遊ぶ猫も多いですよ。
ここでは、誤ってジョイントマットを誤飲した時の対処法や、嘔吐した時の対応について見ていこうと思います。
ジョイントマットを吐いたら病院へ
ジョイントマットが吐いて出てくるような状態であれば、安心する飼い主も多いと思います。
誤飲したすべてのジョイントマットを吐き出すとは限らないので、レントゲンもしくは胃カメラが使える動物病院へ連れて行きましょう。
また、誤飲してからすぐに吐いて出てくるという訳ではないようです。
誤飲にした当日、長くて1年後と大きくバラつきがあるので、その間猫の体内に異物がずっといに居座ることも・・・
その場合、知らず知らずのうちに腸に詰まるという危険なパターンになってることもあります。
腸閉塞を起こすことで、ウンチが出なくなりますから、こうなった場合取り除くために手術が必要。
ジョイントマットを誤飲して吐きだすことも無く、ウンチも出なくなったらかなり危険なサインです。
誤飲して吐きだす過程で喉を痛めたりなんてこともあり得ますので、やはり病院へ連れて行くのが最善です。
のどに詰まる可能性も?
猫が吐き出す時に喉に詰まる危険なパターンもあります。
もちろんジョイントマットがのどに詰まると窒息するので、誤飲や吐き出すのを確認したらなるべく早く動物病院に連れていきましょう。
一番安心なのがウンチと一緒に出てくるパターン。
上記で紹介したように、口から出てくると窒息などリスクが多いですが、肛門から排泄されるのであればリスクは軽減されます。
ちなみにこのパターンが一番多いようで、誤飲してから1,2日でウンチとして出てくるようです。
病院へ連れて行くか迷った時の判断基準
ジョイントマットを誤飲した時、多くの方が翌日あたりに吐いてくれるかな?と様子を見ることでしょう。
もし翌日に異物を吐くどころか、うんちもしませず、普通に食欲もあり、水も飲んでいるという状況で病院へ連れて行くという判断はかなり鈍ると思います。
しかし、そうこうしているうちに上記でも紹介した腸閉塞などを起こしている可能性があるので病院へ連れて行くことが求められます。
その判断を迅速に行う為に、猫が異物を食べてしまった場合「異物が出たか? 出てないか?」ということを病院へ連れていくかどうかの判断基準にすると良いでしょう。
上記でも紹介した通り、異物を吐き出す、異物をうんちとして出す、異物が出てこないというパターンが存在し、それぞれ重大さも違うのでまずは異物が体外に出たかを判断基準にしましょう。
誤飲に備えておくことも大切
誤飲していきなり猫のトイレ状況を確認しても、通常時と比較できないので毎日確認する習慣をつけましょう。
体調が悪いとトイレ・食事・鳴き声などが変化するので、そのサインを見逃さないようにすること。
猫のトイレ状況を確認すると言っても、何を見れば良いのか分からない方もいると思います。
特に重要なのはトイレの回数、うんちや尿の色。
誤飲した後でトイレ回数に変化がないか、血尿が出ていないかなどを見てあげましょう。
また、かかりつけの動物病院がない場合は駆け込める「動物病院」をリストアップしておきましょう。
年中無休で診てくれる動物病院が理想ですが、ない場合はかかりつけを作っておくと対応してもらえることもあります。
また、猫は誤飲など不測の事態が多いので、ペット保険に加入しておくと良いでしょう。
誤飲して病院に連れて行くハードルも保険があれば下がるでしょうし、最悪手術の可能性も多いにあるので、ぜひおすすめします。
まとめ
【誤食事例】猫がジョイントマットの端を噛み切って飲み込んだのを飼い主様が見ており すぐ来院され催吐処置で吐かせる事ができました。この猫は以前同じ物で腸閉塞を起こし開腹手術で摘出しています。誤食は繰り返される傾向が有り、徹底した原因除去と、エンリッチメントの追加も必要です。 pic.twitter.com/9QP4GE1dMG
— 菜の花動物病院 (@nanohanavet) August 31, 2021
猫がジョイントマットをかじる時の対処法や誤飲した時はどうするのか紹介してきました。
ジョイントマットは価格も設置も気軽に行えるので愛用している方も多いと思いますが、その反面、猫の誤飲も非常に多く最悪死に至る可能性すらあります。
布テープで貼る方法はおすすめではありますが、ボロボロになって誤飲してしまう可能性も否定できません。
ですので、できるだけリスクの少ない物を使用することで、安心して猫と暮らせるでしょう。
また、嘔吐した時は安易に考えずに異常を感じたらすぐに病院へ連れて行きましょうね。
以上、猫がジョイントマットをかじる時の対処法や誤飲した時はどうするのかでした。