猫の悩み

猫用湯たんぽの使い方&注意点!低温やけどしないようにするには?

猫用湯たんぽの使い方&注意点!低温やけどしないようにするには?
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猫用湯たんぽの使い方と注意点や低温やけどしないようにするポイントを紹介していきます。

寒がりの猫に猫用湯たんぽを使うと、非常に気に入ることが多いので、つい長時間や温かくし過ぎるということが起こります。

猫用湯たんぽは光熱費の節約や猫のストレス解消など様々なメリットがある一方で、低温やけどをする危険性もあります。

ここで紹介する使い方と注意点をしっかりおさえて使用することで、猫にとっての理想的な空間作りに繋がります。

それでは猫用湯たんぽの使い方や注意点と低温やけどしないようにする方法をみていきましょう。

 

猫用湯たんぽの使い方と注意点を紹介


湯たんぽは電気やガスなどを使用することがありませんので経済的ですし、電気やガスを使用する暖房器具は家を留守にする時つけっぱなしでは不安ですよね・・・

しかも、猫の体に熱が伝わりやすいので、やけどなど怪我の心配もあります。

猫用湯たんぽの場合は、お湯のあたたかさだけでじんわりと猫の体をあたためてくれるので、外出中の暖房としても安心でやけどの可能性も減らせます。

 

猫用湯たんぽの正しい使い方

猫用湯たんぽを使用する時の使い方は、基本的に人間が使う時とそれほど違いはありません。

50度前後のお湯を湯たんぽに入れ、袋状のカバーでしっかり包んで使用します。

猫用湯たんぽを効果的に使うためには、置く場所も重要です。

一番おすすめなのは猫が使っているベッド、猫がいつも昼寝したいるお気に入りの場所の真ん中ではなく、端っこや半分くらいに設置します。

ど真ん中に置かない理由としては、寒いと感じた時には湯たんぽにくっつきますが、暑いと感じた時には湯たんぽから離れるスペースを確保するため。

猫が自分で体温調節がある程度行えるようにすると、より快適な空間になるでしょうね。

 

猫用湯たんぽを使う時の注意点

猫用湯たんぽを安全に使うための注意点を紹介していきます。

 

湯たんぽにお湯を入れ過ぎない

湯たんぽ内にお湯の量を入れすぎないこと。

湯たんぽ満杯ではなく、8分目くらいがちょうどいいです。

満杯に入れてしまうと、ちょっとした弾みで漏れ出てしまい、猫が濡れて体温が奪われるという可能性があるからです。

また、ペットボトルなどを代用する時に膨張し、変形するリスクもあるので8分目を心がけましょう。

 

熱湯を入れない

湯たんぽは当然ながら時間が経過すると、どんどん中に入れたお湯が冷めていきます。

ですので、最初から沸騰したての熱湯を入れて猫に使用するのは危険です。

猫は熱いと感じても、触れる場所をずらすなどの知識を持ち合わせていないです。

なので、普通のやけどや低温やけどを起こす可能性があるのです。

しかも、猫の皮膚は被毛で隠れているため、やけどが進行し重い症状が現れないと気が付かないということもあり得ます。

シリコン製などある程度、熱に強い素材ならともかくペットボトルなどで代用する場合、破損したり変形し、お湯がこぼれる可能性もありますよね。

直接猫に熱湯が掛かると危険なので注意しましょう。

 

保温効果は1~2時間

ペットボトル湯たんぽに入れたお湯が使えるのは1~2時間と覚えておきましょう。

特に子猫のように自分で体温調節をすることができない場合は、ペットボトル湯たんぽが重要になるので、こまめにお湯を入れ替えて交換してあげてください。

 

劣化したら使用しない

市販されている猫用湯たんぽは何シーズンか使用できると思いますが、ペットボトル湯たんぽなど手作りの湯たんぽは劣化が早いので短期間で交換することをおすすめします。

熱湯ではなくても、ある程度高温のお湯を使用するのでペットボトルが変形やへこみ、蓋にヒビが入ったりすることがあります。

異変を感じた時は、すぐに新しいものに交換してください。

 

猫用湯たんぽで低温やけどを防ぐためには?


猫も人間と同じく、暖房機器に長く触れることにより低温やけどを起こします。

そもそも低温やけどは、40~50度といった比較的低い温度に長時間接触することで起きるもの。

徐々に進行するので、やけどしていることに気づきにくいことも多々あります。

広範囲にわたってやけどを起こし、重症化する前に対策しておきましょう。

 

猫の低温やけどさせない為のポイント

実際のところ、冬場に猫用湯たんぽを使って低温やけどになり、病院に連れてこられる猫がかなりの数になるそうです。

上記でも紹介した通り、低温火傷は40~50度の物に3〜4時間触れている事によって起こります。

なので、長時間使用することを飼い主が控える。

また、湯たんぽをタオルでくるんだり、カバーをつけたりして、湯たんぽの熱が直接猫に伝わらないよう配慮しましょう。

表面温度が熱くないかを自分の手や頬で確認してから、使うことが大切です。

 

低温やけどした時の症状は?

猫が低温やけどしてしまうと、どのような症状が見られのでしょうか?

基本的には

  • 体の同じ場所をずっと舐めている
  • 触ると痛がる、嫌がる
  • 皮膚の色が変わっている
  • 脱毛
  • 皮膚の脱落

と言った5通りが考えられます。

 

体の同じ場所をずっと舐めている

猫は低温やけどした場所が気になって、そこを執拗に舐めることがあります。

いつもと違う所を執拗に舐めていたりしたら注意です。

このまま放置しておくと、舐めすぎで皮膚が傷つき、そこから炎症や感染症を引き起こす可能性がありますよ。

 

触られるのを嫌がる

普段、猫を抱っこしても全く嫌がらないのに、やたらと逃げたり降りようとすることがあります。

猫の場合、異常がなくてもお腹などは触られるのを嫌がることがあります。

いつも通りのスキンシップを行って、嫌がるのであれば低温やけどの可能性を考えても良いでしょう。

 

皮膚の変色

低温やけどをすると、皮膚の色が赤紫色や青っぽくなります。

低温やけどの初期症状です。

しかし、毛に覆われており、地肌を確認するのはかなり難しいので、早めに気が付くことができないことがあります。

 

毛が抜ける

皮膚の変色と共に、脱毛することもあります。

脱毛は見た目にすぐ分かりやすい症状。

すぐに病院へ連れて行けば軽傷で済みますが、皮膚がジクジク化膿したりすると厄介です。

 

皮膚の脱落

名前から聞いても恐ろしいですが、低温やけどの症状が進行してくると皮膚が壊死します。

皮膚が壊死した部分が脱落してしまうと、手術で取り除く必要が出てきますので危険な状態。

この症状は、最終段階ですのでこれより前に気が付いてあげましょう。

 

低温やけどした時の対応は?

猫が低温やけどをしてしまった時の対応を紹介します。

まずは患部を濡れタオルや保冷剤などで冷やします。

水に濡れるのが平気な猫なら、シャワーで冷やすことも可能。

しかしやり過ぎると、患部だけでなく体温も奪ってしまうので、やり過ぎは禁物。

あくまでも応急処置なので、ある程度熱が取れたら必ず動物病院を受診して、治療を行ってください。

 

まとめ


猫用湯たんぽの使い方や注意点と低温やけどしないようにするにはどうしたらよいのか紹介してきました。

使い方について重要なのは、湯たんぽに入れるお湯の温度を適切に管理することと、直接湯たんぽに猫の肌が触れないようにすることです。

また、狭いスペースではなくある程度広めの場所で、熱くなると猫が動けるような環境を整えることも大切でした。

低温やけどは長時間温めるとなることが多いので、湯たんぽ使用時間を管理してげてくださいね。

以上、猫用湯たんぽの使い方や注意点と低温やけどしないようにするにはでした。